赤ちゃんの「授乳」は、ママはもちろんパパや周囲の家族にとっても、悩みの尽きない存在。日々試行錯誤しているのではないでしょうか。
yamatoyaではSNSを活用して、各家庭の“授乳事情”についてアンケートを実施しました。
最適解のない、人それぞれの授乳だからこそ、たくさんの人の体験談を読んで少しでも参考になれば幸いです。
第1回は完母メインのママのお話でしたが、続く第2回はミルクメインの「完ミ」、母乳とミルクを使い分ける「混合」の授乳スタイルについて聞いていきます。
ミルク?母乳?混合?我が家の授乳スタイル
Q.授乳スタイルについて教えてください(選択回答)
母乳 45% 混合 34% ミルク 19% その他 2%(回答者数388名)
「ミルク」メインの授乳、どうだった?
Q.「ミルク」と答えた人にお聞きします。ミルクにした理由や、そのときの気持ちについて教えてください。
「母乳が思うように出なかった」
「母乳をあまり飲んでくれなかったのもあって。ミルク育児にした方が、夫にもできることが増えるので、いいなと思いました」
「母乳が出なくなって、ミルクのみになりました。最初は完母の人の話を聞くたびにもやもやしていましたが、卒乳して振り返ると母乳でもミルクでもどっちでもよかったな、という気持ちです」
「自分自身が不摂生なので、ミルクの方が栄養がありそうだなと思った」
「母乳拒否されて、搾乳+哺乳瓶でがんばってみたけど、母乳が出なくなってしまって結果的にミルクに」
「ミルクにしたけれど、とにかく調乳と洗浄が大変でした」
「ミルクは腹持ちがよく、たっぷり寝てくれたのでラクでした」
「旦那や、ほかの家族も授乳できるのがいいです」
「おっぱいが張って痛すぎて。気持ち的にも無理だったので、ミルクにしました」
「持病で服薬しなければならないため」
「乳腺炎が重症で医師から授乳禁止と言われました。もっと母乳あげたかったな…」
「産後うつで薬を飲まなくてはいけなくて。その頃は泣きながらおっぱいを探す我が子の姿を見て、何回もごめんね、ごめんねと泣いていました。でも結局すぐにミルクもよく飲んでくれるようになり、大きく育ってるので、今となってはよかったのかなと、ちょっと気持ちが楽になりました」
「子どもが髄膜炎になり、入院したストレスで母乳が少なくなって…。母乳をあげていると不安感と強い疲労感があったので、思い切って辞めたらすごく身体がラクになりました。やはり親の体調は大事。今振り返ると、ミルクの方が量の管理もしやすく、どこでも誰でもあげることができるので、ミルクでよかったなと思います」
ミルクも母乳もあげる「混合」にした理由
Q.「混合」と答えた人にお聞きします。母乳とミルクの混合にした理由や、そのときの気持ちについて教えてください。
「双子なので、最初から無理はしない!と決めて混合にしました」
「おっぱいもあげたいし、ほかの家族にも授乳の時間を楽しんで欲しいと思って混合にしました」
「年子で、上の子がママを独り占めしたいときが多々あるので、臨機応変にパパでも授乳できるように混合にしました」
「災害など、もしもの時にも粉ミルクや哺乳瓶を拒否せずに飲めるようにしておきたいと思って」
「子どもを預けられるようにしたいから」
「母乳だけじゃ足りないので、ミルクを混ぜることにしました」
「ミルクもあげているけれど、母乳も出てるならせっかくなら…と混合に。ミルクのときは、私以外もあげられるのが良いです」
「出産後2日目にして乳頭が切れて授乳が苦痛だったので。ミルクにも頼りつつ、母乳もあげました」
「ミルクは万一の時(母の病気や災害時等)に対応可で、量と栄養が明確、さらに母親が息抜きできるので。混合にしたことで私は夕方の母乳がよく出るようになり、バランスが良かったです」
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前回のvol.1の母乳育児と同様、ミルク(完ミ)を選んだ人も、混合を選んだ人も、それぞれ理由や事情がありました。
赤ちゃんの様子を見ながら、自分たち家族に一番良い選択、ママが笑顔でいられる方法を探っていきたいですね。
次回は、ここ4〜5年ほどですっかり定着した「液体ミルク」について、体験談を紹介します。
前回の記事はこちら
十人十色!みんなの授乳事情 vol.01「母乳メインのママの事情」