限られたスペースの中でどう配置しようか迷う、子どもが遊ぶスペース、おもちゃの置き場。
おしゃれなお部屋づくりが得意な方に、子どもと一緒に楽しく過ごすためにしていることや、家づくりのこだわり、インテリアのコツなどをお聞きしました。
前編・後編の2回に分けてご紹介します。
《お話を聞いたひと》000m.and.s000 さん
パパ、ママ、2016年生まれの女の子、2019年生まれの男の子、そして2022年2月に生まれたばかりの男の子の、5人家族。Instagramで“北欧カラフルライフ”を発信。
ーとてもおしゃれなおうち、キッズスペースも可愛くって、憧れます。
昔から、雑誌で見ていたカラフルな北欧の家を建てるのを夢見ていました。
家族が元気に明るくなれるような、そして柔らかく包みこんでくれるようなパステルカラーでカラフルな家にしたいと思っていて、理想通りの家になりました。
キッズスペースは、リビングから見えるスキップフロアにあります。ここに6帖のキッズスペースがあって、子ども部屋は別にあります。
キッズスペースにおもちゃを置いて、今は5才・2才の子どもたちがいつも仲良く遊んでいて、私たちはリビングからそれを見ている、という感じです。
ーこのキッズスペースは、家づくりの構想当初からあったんですか?
間取りを決める段階から、「子どもたちがワクワクする家を作ってほしい!」とハウスメーカーさんにお願いしていました。
すでに家を建てていた友人からは「子どもの成長はあっという間だし、一緒に住めるのは人生の4分の1ほど。20年くらいしかいないんだよ!もっと自分たちのことを考えなよ」と助言も受けました。
確かに子どもたちと一緒に暮らせるのはたった20年、その中でも無邪気に一緒に遊べるのは10年くらいの短いあいだ。でもだからこそ、その10年、20年を豊かなものにしたいというのが、私たちの考えでした。
子どもたちがこの家で楽しく遊んでいる、その笑顔をたくさん見たい。きっとその思い出は、一生の宝物になるはず…!と、気持ちはブレませんでした。
ーなるほど。でも本当に、とてもお子さん想いの空間で、ワクワクします。
壁を小さな家型にくり抜いて抜け道のような感じにしたり、登って遊べるハシゴをつけたりと、遊びゴコロをたくさん詰め込みました。
子どもたちと楽しく暮らすための、愛のこもったお家になったと思います。
ースキップフロアにキッズスペースをつくるというのがおもしろいです。
このキッズスペースの配置は、間取りを決める段階から「リビングやキッチンから見えるようにしてほしい」とお願いしていました。
家事をしながら子どもたちを見守れるところが一番のこだわりポイントです。
ーインテリアの色のバランスも絶妙で、とてもおしゃれです。
最近、ナチュラルテイストで色数を抑えたお部屋、子ども部屋が増えていますよね。韓国雑貨も人気です。それらもとても魅力的で素敵だなあと、いつもSNSなどで拝見していますが、やっぱり私はカラフルな空間が好きなんですよね。
きっとカラフルな方が、我が家の子どもたちもワクワクすると思うんです!
諸説あると思いますが、子どものうちにたくさんの色を見て、触れた方が色彩感覚が養われると聞いたこともあるので、色を抑えすぎず、ワクワクする空間をつくりたいと思っています。
その中でのこだわりは、温かみのあるパステル調。
パステル調を基本に、トーンを合わせていくことで、憧れのナチュラルな韓国雑貨なども溶けこませやすくなります。
ですので、yamatoyaのトイラックの色合いは見つけた瞬間、ぴったり!という感じで、もうほかの選択肢はなかったです(笑)。
ー素敵に使っていただけて、嬉しいです!お子さんの反応はどうですか?
6歳の娘と2歳の息子は、毎日このキッズスペースで仲良く遊んでいます。
ちょっとした秘密基地みたいで集中して遊べる空間ながら、私の顔が見える安心感もあり、一日の大半はこちらで過ごしています。
5歳の娘は「ママ、見てー!」と描いた絵やおままごとセットで作ったお料理などを得意気に見せてくれます。
2歳の息子はハシゴを登ってジャンプすると満面の笑みで「すごいでしょー!?」と、体をめいっぱい動かしながら、のびのびと遊んでいます。
子どもたちが楽しそうに遊ぶ姿や、とびきりの笑顔を見るのが、私の毎日の楽しみでもあります。
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子どもと暮らすお部屋の話・後編「散らからないコツって?」
ライター 後藤麻衣子