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赤ちゃんと家族みんなのための「寝室づくり」を考えよう

2022.06.22

我が家に赤ちゃんを迎えるために、まず考えるのは「どこで、どんな風に寝よう?」という問題かもしれません。
どんなベビーベッドを導入するのが良い? ママやパパの就寝スタイルを見直す必要はある?考えることはたくさんあります。今回は、家族が増えるタイミングで見直したい、赤ちゃんと一緒に過ごすための寝室づくりについて考えてみます。

赤ちゃんもママパパもぐっすり眠れるように

生まれたての赤ちゃんは、一日の半分以上を寝て過ごします。
ぐっすりと眠ることが、赤ちゃんの健やかな成長を促してくれるとも言われていますが、良質な睡眠は、赤ちゃんにとって必要不可欠な時間。赤ちゃんが生まれたらすぐ、安心して眠れる環境を整えておくことは、とても重要な出産準備のひとつです。

赤ちゃんの睡眠ももちろん大切ですが、ママやパパの睡眠だって同じように大事。
「とにかく赤ちゃんのために…」と、そればかり意識してしまうと、ママやパパがいつも無理をしたり、せっかくの貴重な熟睡タイミングに熟睡できなかったりと、さらなる睡眠不足を起こしてしまいます。

赤ちゃんはもちろん、ママやパパも安心して、たとえ短時間でも深く眠れるよう、家族みんなの睡眠環境について、改めて考えてみましょう。

先輩ママは布団派?ベッド派?

まずは、ママの睡眠事情から見ていきましょう。

過去に大和屋が集めたアンケートによると、ベッドで寝ているママは47%、布団を敷いて寝ているママは53%と、ほぼ半々という結果でした。

※大和屋公式Instagramアカウントのストーリーズにてアンケート(2020年)。計885名からの回答を元にグラフ化

ベッド派の意見は…
「夫婦でダブルベッドで寝ています。子どもは抱っこや授乳で寝かしつけた後、ベビーベッドへ移動しています」
「大人用ベッドにつなげて使えるベビーベッドを利用しています。ベッドでも子どもと添い寝できて便利です」
「子どもが寝たあと、家事やトイレで一時的に目を離すとき、ベビーベッドの方が安心なのでそうしています」

布団派の意見は…
「出産前はベッドで寝ていましたが、うちは添い寝をすると夜泣きが少なくなるみたいなので、布団で寝ることに」
「大人用の低めのベッドで一緒に寝ていた子が、寝返りをして転落したのをきっかけに、布団寝に切り替えました」
「添い乳(寝たまま授乳)で寝かしつけることが多いため、布団で一緒に寝るのが楽なのでそうしています」

もともとベッドで眠ることが好きな人、出産を機にベッドから布団寝に変更した人、赤ちゃんが眠る場所と夫婦が眠るベッドを並べた人、と、それぞれいろいろな工夫をしているようです。

添い寝のために布団で寝ているママも多数

次に、布団寝をしているママに「子どもはどこで寝かせているか」を聞いてみました。

※大和屋公式Instagramアカウントのストーリーズにてアンケート(2020年)。計706名からの回答を元にグラフ化  ※「買い替え」とは「子どもと一緒に寝るために買い替えを予定している」と回答した人の数です。

「自分は布団で赤ちゃんはベビーベッド」という人は15%に留まりました。
ママが布団寝が好きという人もいれば、「添い寝の方がよく寝てくれるから布団で一緒に寝ている」と、“赤ちゃんと安心して添い寝するために布団を選んでいる”という声も。

日常的に添い寝をしているママにとっては、大人用ベッドで一緒に寝るのは危険なので、布団で一緒に眠るのが安心ですよね。

添い寝も安心、ベッドや布団につなげて使うタイプ

夜中、授乳などで寝かしつけて、赤ちゃんとそのまま一緒に寝たいというママには、ベッドや布団と高さを合わせてつなげて使えるタイプのベビーベッドがおすすめ。

ママ・パパとすぐ隣で寝られる近さ、という安心感。
また、寝ている赤ちゃんがぐずっても、隣ですぐにトントンしてあげたりと、お世話が楽になるという人も多いです。それでいて、それぞれ別々のベッドで眠れるという程よい距離感が、こまぎれになりがちな授乳期のママの睡眠をサポートします。

たとえば、朝ママが起きたときに赤ちゃんがまだ熟睡してくれていたら、そっとベッドの扉を閉めておけば安心。その隙に、朝の支度を済ませてしまうこともできます。お兄ちゃん・お姉ちゃんがいる家庭や、ペットが走り回っている家庭では、赤ちゃんが寝ている空間が柵で囲まれていると安心です。

月齢が低い赤ちゃんは、寝かしつけてもすぐに覚醒してしまい、ママやパパの睡眠も細切れになりがち。そんな日が毎日続くと、親の方が睡眠不足で心も身体も崩してしまいます。

「とにかく赤ちゃんが眠れるように」と環境を整える気持ちも大切ですが、それと同じくらい、ママやパパがぐっすり眠れる環境も大切。短い睡眠時間でも、ママやパパも少しでも安心して、熟睡できる環境も考えながら、家族のための寝室を整えられると理想ですね。

 

ライター 後藤麻衣子

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