出産は十人十色。
赤ちゃんとの対面は楽しみですが、不安や心配も多いものですよね。
このシリーズでは、みんなの「初産」の体験談を赤裸々に紹介しています。
今回は、やっとの迎えたご対面のときの話。ママたちはどんな心境だったのでしょう。
たくさんのママからお聞きした出産エピソードの中から、一部をご紹介します。
***
陣痛開始から12時間、本当に「どぅるん」って出てきました。
そのときの心境は「出たー!! やっと産まれてきてくれた!!」という感じで、そのあと自然と涙が溢れました。
回旋できずに上向きのまま、臍の緒が首に巻き付いていたことから「カンガルーケアをしながら臍の緒を旦那に切ってもらう」という夢は叶わず、赤ちゃんはすぐに処置されました。
処置されているときに「おぎゃー」と泣いてくれて安心しました。
(第一子出産時:29才)
予定日4日前の23時頃に、おしるしがありました。
翌日の15:31に、待望の赤ちゃんが誕生しました!
泣く、感動する、とかよりも「や、やりきった…」というのが強かったです(笑)。
自分の中から赤ちゃんが産まれたのが、なんだか不思議でした。
出産してもう3年以上経ちますけど、この瞬間のことはずっと鮮明に覚えています。
(第一子出産時:29才)
34才での出産で、トラブル続きでした。
妊娠8週で、切迫流産による入院。血腫ができて、家に帰ってきても安静。
逆子も、鍼灸に行っても、逆子体操しても治らず、結果、帝王切開になりました。
心細くて、面会時間でもないのに旦那に付き添ってもらったのを覚えています。
手術室に入って1時間ほどで赤ちゃんの泣き声を聞き、顔を見て涙が溢れました。
こんなに幸せな瞬間があるのか…!と感動しました。
その後も低体重、黄疸で光線療法と、心配は尽きませんでしたが、本当に幸せでした。
あの胎動はもう思い出せません。思い描いたマタニティライフとは程遠かったですが、可愛い娘を抱っこできる幸せな日々に感謝です。
(第一子出産時:34才)
予定日を過ぎても音沙汰なしで、結局入院して促進剤。
陣痛は我慢できないぐらい痛くて、大泣きしたり、大暴れしたり…(笑)。
ようやく産まれた瞬間は、すごくホッとしたのと、「もう産みたくない…」って思っちゃいましたが、現在、3児のママです!(笑)やっぱり可愛い!
(第一子出産時:30才)
わたしが出産したのは、帝王切開でも主人が立ち会える個人病院でした。
麻酔を入れた後、胸の下あたりに仕切りが設置され、主人が入室。
わたしの頭元へ来て、ずっと手を握って声をかけてくれたのですが、過緊張になってしまった私は声かけに頷くのみでした。
手術が始まって間もなく、大きな声でウギャーと泣く、元気な産声を聞くことができ、ようやく笑顔になれました。
家族でホカホカの我が子を抱いたときは、生命の誕生に感動しました。主人は「がんばってくれてありがとね」と言って、わたしの頭をポンポンと撫でて退室しました。
(第一子出産時:30才)
***
壮絶な出産を経て、我が事の対面…!
その瞬間はそんな余裕がなかったというママも、感動で泣いてしまったというママも、心境や状況はいろいろですね。
無事に生まれてきてくれて、ありがとう!
そんな気持ちはみんな共通のようです。貴重な体験談をありがとうございました。
これまでの体験談はこちら
みんなの初産体験談vol.01「いきなりくる!? 破水の話」
みんなの初産体験談vol.02「陣痛中の食事、どうしてた?」