2022年11月19日、長野県木曽町に「ふるさと体験木曽おもちゃ美術館」がオープンしました。
yamatoyaとして、開館のためのクラウドファンディングで支援させていただいたご縁もあり、オープンしたばかりのおもちゃ美術館に訪問してきました!館長の竹脇さんに館内を案内いただきながら、yamatoyaスタッフが体験したぬくもりあふれる木曽おもちゃ美術館の様子をお伝えします。
「おもちゃ美術館」って?
「おもちゃ美術館」は「人間が初めて出会う芸術は、おもちゃである」という理念のもと、おもちゃと遊びの文化を赤ちゃんからお年寄りまで多世代交流の場として体験できる市民立のミュージアムで、1984年に東京でうまれました。木育の普及および多世代交流、地域活性化などを目的とする社会貢献型の美術館です。
その活動を広めるため、全国各地に地域ならではの自然と文化の魅力あふれる「姉妹おもちゃ美術館」が点在していて、日本で10番目に誕生したのがこの「ふるさと体験木曽おもちゃ美術館」です。
廃校になった旧黒川小学校の校舎を活用し、そば打ち体験や郷土食体験、機織り体験など木曽の伝統文化にふれる「ふるさと体験館きそふくしま」として運営されていたところに、おもちゃミュージアムや木育の魅力が加わり、「ふるさと体験×木育」が楽しめる体験型の美術館となりました。
「木曽」のおもちゃ美術館ならではの木々
「であいのやかた」「たいけんのやかた」「おもちゃのやかた」から成るおもちゃ美術館。
「おもちゃのやかた」に入ると、まず目に飛び込んでくるのは大きなシンボルツリー。樹齢約250年、高さ7mの大きな「天然木曽ヒノキ」です。
木曽のヒノキは日本三大美杉林のひとつと言われ、寒さの厳しい自然環境で育つため、ゆっくり成長し、緻密で美しい年輪を刻むそうです。
このシンボルツリーだけなく、木曽おもちゃ美術館は建築材をはじめ、内装・家具にも木曽の木材が多く使われています。
木曽を代表する「木曽五木(きそごぼく)」。「木曽ヒノキ」をはじめ、「アスナロ」「ネズコ」「サワラ」「コウヤマキ」の5種類をそう呼びます。
館内には「木のたまごプール」が2か所あり、その「木のたまご」もこの木曽五木からできています。
今回、おもちゃ美術館の立ち上げを支援したことから、「yamatoya」のロゴ入りの木のたまごを作っていただきました。(この日は、木のたまごの投入式もしました!)
2か所の木のたまごプールに、5個ずつ入っています。一つひとつ異なる木肌の5個のたまご、宝探しのように見つけてみてください。
おとなも子どもも、楽しい仕掛けがいっぱい
「おもちゃのやかた」の1階には、楽しい「こども木曽路」があります。
木曽の宿場町をイメージした11の遊びのコーナーが連なり、その一つひとつに楽しい仕掛けがあります。
中には木曽ヒノキの名産品でもある大きな樽桶の中に入って遊べる場所も。どのコーナーも本格的で、見ているだけで楽しい仕掛けがたくさん!
子どもはもちろん、おとなもつい夢中になってしまうようなテーブルサッカーや、10連けん玉があるけん玉コーナーもあります。
2階には、長野にちなんだ野菜や果物を収穫できる体験コーナーがあり、木製の梨やりんご、ぶどうや椎茸、赤かぶなどが収穫できます。赤かぶを乳酸菌発酵させた「すんき」は、木曽地方の保存食として有名。子どもたちはごっこ遊びをしながら、木曽の伝統食にも触れることができます。
ほかにもお蕎麦屋さん、お寿司屋さん、ピザ屋さんなどごっこあそびコーナーも大人気。細部までこだわった仕掛けと木のおもちゃ遊びは、とても楽しいです。
「GOOD TOY(*)」のコーナーでは、専門家が厳選したさまざまなジャンルのおもちゃと触れ合うことができます。ここで新しいおもちゃとの出会いを楽しむこともできますね。
*GOOD TOYとは1.健全なおもちゃ、2.ロングセラーおもちゃ、3.遊び・コミュニケーション尊重おもちゃ、という3つの方針と、6つのポイントを基準に、全国のおもちゃコンサルタントによって選ばれたおもちゃです。
館内にあるおもちゃの数は、なんと500種類2500個!ほとんどが、主に木でできたおもちゃばかりです。
たくさんの木のおもちゃと触れ合える、夢のような空間が広がっていました。
乳幼児の頃から木を身近に感じてほしい
木曽おもちゃ美術館のある木曽町で生まれた子どもは、木と触れながら育ちます。というのも、誕生祝い品として、3か月児へは離乳食用の「おわんとスプーン」、1才児へは「木曽馬のプッシュ&プルトイ」が木曽町から贈られているから。
これは「ウッドスタート」といって、東京おもちゃ美術館の実施事業として「地産地消の木製玩具を誕生祝い品として贈ること」をコンセプトに、2022年までに全国55の市区町村で行われている取り組みです。
「乳幼児の頃から木に触れることで、木を身近に感じ、木を好きになってもらいたい」。木曽町のそんな願いが込められている活動から、姉妹おもちゃ美術館の話がつながったそうです。
また、木曽おもちゃ美術館内には2才以下の子どもとその保護者のみ入ることができる「赤ちゃん木育ひろば」があります。
この広場の中は小さな赤ちゃんでも安全に遊べるよう、誤飲の心配がないサイズのおもちゃのみで、スペース内には授乳室も完備しています。
ハイハイ期の赤ちゃんの目線の、楽しい仕掛けがいっぱいです。
家族みんなで一日楽しめる、新しい遊び場!
地域に語り継がれるさまざまなふるさと体験と、地域文化を後世に伝える民具や農具を鑑賞できる「たいけんのやかた」では、そば打ち体験や木工体験、機織り体験など、この地域に伝わる伝統文化を体験できます。
お腹が空いたら、「ミュージアムカフェ四季 -SIKI-」へ。ここでは木曽町ならではの食事が楽しめます。すくすくチェアや、キトコキッズダイニングチェアなど、yamatoyaの子ども椅子も完備されているので、家族みんなでお食事を楽しめそうですね。
毎日のように「帰りたくない」と子どもがしがみつく様子が伺えるそう。その気持ちもわかります。
yamatoyaスタッフも時間をつい忘れて、夢中になって楽しんだ「ふるさと体験木曽おもちゃ美術館」。
ぜひ木育のひとつのきっかけとして、遊びに行ってみてくださいね。
特別招待券が当たる!フォトキャンペーン実施中
現在yamatoyaでは、木曽おもちゃ美術館の特別招待券(2枚組)があたるフォトキャンペーンを実施しています!
yamatoyaの商品を使ってお子さまが楽しそうに遊んでいる様子を投稿いただいた方の中から抽選で、20名様に木曽おもちゃ美術館の特別招待券(2枚組)をプレゼント!
特別招待券は、おとな・子ども共通チケットです。今回は2枚セットにしてプレゼントします。
ぜひフォトキャンペーンに参加して、木曽おもちゃ美術館の特別招待券でお出かけください。
【木曽おもちゃ美術館招待券が当たる!】
yamatoya「あそびフォト」キャンペーン!
募集期間:2023年5月24日(水)~6月14日(水)23:59