2023年7月、添い寝のためのベビーベッド「そいねーる」シリーズが「第4回日本子育て支援大賞」を受賞しました。
その授賞式に参加してきた様子と、そいねーるが日本子育て支援大賞を受賞するまでのあゆみをご紹介します。
「日本子育て支援大賞」受賞!
「日本子育て支援大賞」とは、子育てママとパパさらにはその祖父母が実際に”役立った価値”を大いに評価する賞です。
今回、yamatoyaの「そいねーる」シリーズがこの賞を受賞し、東京で行われた授賞式に参加してきました。
審査員からは、「お子さまと一緒にゆとりを持って見守りながら寝られるいいアイデアですね。キャスター付きで移動出来たり、ベッドでも布団でも高さを調節出来たりとよく工夫されています。親御さんのベッドと隙間なく一つのベッドのようになるのも安心です。」といった評価をいただきました。
授賞式では、一般社団法人日本子育て支援協会より賞状の授与があり、その場で今回受賞された企業がスピーチを行いました。各企業の方々の開発・商品への思いと子育て支援に対する思いを聞き、お互い力を合わせて子育て支援に取り組んでいきましょう、とご挨拶をさせていただく場となりました。
ベビーベッドは大きすぎる!?ママ・パパの声
「そいねーる」は、子育てしているママ・パパの思いから開発した商品です。
ベビーベッドは国の「特別特定製品」に定められていて、安全上、サイズや対象年齢など細かく基準が決められています。一般的に市販されているレギュラーサイズのベビーベッドは、実はベビー布団のサイズに合わせたサイズ。ベビー布団を使った時にすき間ができないようになっています。
でも中には「レギュラーサイズのベビーベッドは大きくて寝室に入らない」、そんなママ・パパの声が。今ではひと回り小さなミニサイズのベビーベッドも多く普及していますが、さらに「大人のベッドと高さが合わないので赤ちゃんの様子がわかりにくい」という声もありました。
そのほか、ベビーベッドを使っていたご家庭でも、赤ちゃんの夜泣きや授乳、寝てくれないという問題から、ベビーベッドを使わなくなり、大人のベッドや布団などで一緒に寝てしまう、という状況が伺えました。
添い寝は危ない!?安全に添い寝ができるために
大人のベッドや布団で赤ちゃんと一緒にねる「添い寝」は、大人の寝相や寝具の覆いかぶさりによる窒息事故や、大人のベッドからの赤ちゃんの転落事故などの報告もあり、「添い寝は危険」と言われてきました。また大人の寝具は赤ちゃんにとっては柔らかすぎる、という危険もはらんでいます。
一方で、添い寝ができると、夜中の頻回授乳やおむつ替えなども、すぐ手が届くためお世話が楽になること、赤ちゃんもママもお互いに様子がわかることで安心感が得られ、結果的にお互いぐっすり眠れるようになるなど、子育ての上で良い効果をもたらし、そのコミュニケーションを希望するご家庭があることも事実でした。
「ベビーベッドの安全性」と「添い寝のもたらすコミュニケーション」を両立させたい。そんな思いから「そいねーる」シリーズは生まれました。
ママ・パパの声を取り入れて進化していく「そいねーる」
「そいねーる」の初代モデルは2015年9月にデビューしました。
最初は「寝室に入らない」という大きさの問題をクリアできるよう、6畳のお部屋に入ることを第一条件に、1才までの使用に特化したミニマムなサイズ性にしました。
大人のベッドと高さを合わせられるように細かく高さ調整できること、安全に添い寝ができるよう、付け外しのできる柵やすき間を埋められるマット、ベッドが離れないように固定するサポートベルトを付けるなど、さまざまな安全対策を行い、ベビーベッドとして国の基準をクリアする設計を実現しました。
2017年には、⼤⼈ベッドの傾向に合わせて、床板をさらに⾼く対応できる「そいねーる+move」が登場。さらに4才まで長く使える「そいねーる+long」へと進化し、さらに2021年2⽉には、床で寝ているママやパパでも添い寝ができるよう、床板の高さを21段階で調整できる「そいねーるⅢ」が誕生しました。
常にお使いの方の環境、ママ・パパの声を取り入れ、「そいねーる」は進化していきます。
サイズ性も使い勝手もアップ
「そいねーる」シリーズの開発の元のコンセプトとして、一般的なサイズのベビーベッドが置けない方でも「そいねーる」なら置ける、という省スペースの配慮から幅をコンパクトなサイズ性にしてきました。その一方で「赤ちゃんが狭そう」「長く使えるならもう少し広いものが欲しい」という声や、寝室にチェストなど物を置かない様子がみられる現在の寝室の傾向から、幅をもう少し大きく見直し、またお布団の汎用性を広げるべく、2023年3月より「そいねーる ラージベビーベッド」「そいねーる ミニベビーベッド」として販売を開始しました。
「そいねーるラージ」は6才まで使えることに特化し、赤ちゃんの寝る床板の長さを135㎝のサイズに変更。ベビーベッドを卒業したあとも、大人の延長ベッドとして、親子隣同士で一緒に眠れる環境として使うことができます。
「そいねーるミニ」はコンパクトなサイズ性でキャスターも付いていることから、日中リビングなど家事をしながら目の届くところに寝かせておける環境としても使いやすくなりました。
また、足元側にも開閉扉がつき2か所開けることができるようになったことで、おむつ替えなどのお世話もしやすく、さらにベッドの柵の高さが、大人ベッドと高さを合わせた状態でも、赤ちゃんがつかまり立ちしても安全な高さがあるため、赤ちゃんが大きくなっても安心してお使いいただけます。
子育てに「そいねーるがあってよかった」と言ってもらえるように
発売を開始して8年近くとなりますが、これまで多くの方に「そいねーる」シリーズをお使いいただいてきました。
その多くの方からのご意見・ご要望、また生活・住宅環境の変化などを常に取り入れ、安全に添い寝ができることはもちろん、さらに子育ての中での使いやすさをアップさせてきました。
それは「新生児期のお世話が大変なママに少しでもぐっすり寝てほしい」「ママ・パパも赤ちゃんも安心して眠れる環境を作りたい」そんな思いにつきます。
実際に「そいねーるがあってよかった」「そいねーるがない子育ては考えられない」と言っていただけることがあり、少しでも子育てのお役に立てたのではと嬉しく感じるとともに、そんな「そいねーる」シリーズが「日本子育て支援大賞」を受賞させていただけたことをとても幸栄に思います。
これからも、常にお使いの方の声に耳にを傾け、子育てに寄り添った商品の提供ができるよう、進化を続けていきたいと思います。
日本子育て支援大賞
https://www.jcfs-ac.jp/grandprize/index.html
第4回日本子育て支援大賞 受賞商品
https://www.jcfs-ac.jp/grandprize/prize.html