#みんなの体験談

わたしの保活《後編》保活も家族の大切な思い出に

2024.06.19

今回のテーマは「保活」。

東海地方のなかでも激戦区といわれる地域で保活に取り組んだ仲井 茜さんにインタビューして、自身の保活について、振り返ってもらいました。

前編に続いて、仲井さんの友人で、保育士の黒柳若葉さんにも参加していただき、対談スタイルで園見学のポイントや、保活にあたって大切にしたいことについてもお聞きしていきます。

《お話を聞いたひと》
仲井 茜さん

愛知県出身。保活激戦区といわれる地域で、夫と2020年生まれの娘と3人で暮らす。3才まで自宅保育、2024年4月入園のために前年夏に保活をスタート。

《お話を聞いたひと》
保育士 黒柳 若葉さん

茜さんの友人で、保育士。2017年・20年・21年生まれの、2才差3きょうだいの母。ベビーマッサージインストラクター、キッズマッサージインストラクター、育児セラピスト。

 

候補の中から決断した「決め手」は?

 

ー保活を開始し、いくつか園見学してみて、最終的に「ここにしよう!」と決めた理由は?

 

仲井さん 私は働いていないので保育園ではなく、こども園と幼稚園の中から、気になる園に見学に行きました。最終的に、いいなと思う園がふたつあって、併願することにしました。
比較的教育要素が強めな園と、自由に遊べる時間が多いのびのびとした園の二択でした。

私としての決め手は、園の雰囲気の良さなど、いろいろありましたが、園長直々に1対1で話す機会があり、心の距離の近さを感じたことで、ここなら安心して娘をお願いできると思ったのがとても大きかったです。

無事、両方の園から内定をいただいて、最終的には娘に「どっちに行きたい?」と聞いて、本人に決めてもらいました!

 

ー入園にあたって、面接やテストなどもあったんですか?

 

仲井さん 面接は、娘にも軽いテストのようなものがありました。
たとえば本を見て何の動物かを当てるとか、何匹いるか数えるとか…そういう簡単なものでしたが、なんだか私の方が緊張してしまいました(笑)。

あとは簡単な自己紹介や、「どんな遊びが好き?」「どんな食べ物が好き?」とか、そういった簡単な質疑応答がある園もありました。

願書を提出するときの書類には、志望動機などを書いたんですが、園によっては親の学歴まで書く欄があって驚きました。自分の受験や就職のときよりも必死だったと思います(笑)。

あとは願書提出が先着順締め切りなので、夜中から並んでいる人がいるというのも、初めて聞いたときにとてもびっくりしました。

車内から園舎を眺めてワクワクする娘さん

入園前に、自宅でできる入園準備

ー無事、希望する園に決まってよかったです。
黒柳さん、入園するまでのあいだに、自宅で準備や練習できることは何かありますか?

 

黒柳さん 園での生活に早く馴染めるように、入園前でも自宅でもできることはたくさんあると思います。

たとえば、今まで食べたことのない食材にチャレンジしてみたり、お昼寝の時間を決めて、たとえ眠れなくても一緒にゴロンと寝転んでみたり。
パンツやズボンの脱ぎ履きとか、コップをコップ袋に入れる練習とか、そういうのを、楽しくごっこ遊びのように取り入れていくと、入園が楽しみになると思います。

お昼寝は、しなくても大丈夫な子もいるので、寝ないからといって心配することはないんですが、園生活が始まるとお昼寝の時間は必ずやってくるので「一緒にごろんしよ。お昼寝の時間は、眠れなくてもいいからごろんと横になって、パワーを貯めるんだよ!」と声をかけて園生活の擬似体験していくと、いい練習になると思います。

そういう声かけによって、園生活に向けて子どもも前向きな気持ちが作れると思います。園での生活に期待が持てるような、楽しみになるような会話をお勧めしたいです。

 

ー最後に仲井さんにお聞きします。大変だったと思いますが、保活を振り返っていかがでしたか?

 

仲井さん 激戦区だと知って急に焦ったり、慌しく大変なこともたくさんあったのですが、振り返ってみるととても楽しかったです。夫婦でたくさん考えて、娘ともたくさん話して、いい時間だったなと、今は思います。

 

黒柳さん 茜ちゃん、結構焦って保活を始めたって言ってたけど、でも娘さんと一緒に楽しそうに保活に取り組んでるんだな、と思って見てました。
保活のことをたくさん記録したり、園見学の日にやった活動の延長線上の遊びを、お家でやってみたっていうのも聞いて。
「大変な保活」で終わらせず、ちゃんと親子の大事な思い出になってるところが、すごいなと思います。

4月に入園したとき、「ママと家でやった遊び」と同じ活動を園でやったら、きっと娘さんは「ママとして楽しかったな!」って思い出すと思います。

 

仲井さん 最初こそ焦りましたが、でもそこも含めていい経験になりましたし、保活も、親子にとっていい思い出にできるんだなって思いました。

入園という我が子の成長タイミングは、自分の知らない新たな世界への扉だと思います。
園見学や面接に行っただけで、娘が集団の中にいる姿や、先生との関わりを見ることができて、なんだかとても成長を感じました。
きっと入園すると、もっともっと知らない娘の姿、成長の様子を見ることができるんだろうなあと、楽しみな気持ちもあります。

保活は、子どもと家族みんなが幸せに過ごすという目的のための、ひとつの手段だと思います。
どんな園が我が子には合うのか、真剣に考えたりする時間は、とても尊いものだと感じましたし、とにかく今は、入園がとても楽しみです!


***

 

前半・後半の2回に分けて、仲井さんの保活についてお聞きしました。

娘さんの成長も改めて感じることができた、仲井さんにとって大切な「保活」。

仲井さん、そして黒柳さん、貴重なお話を聞かせてくださり、ありがとうございました。

 

ライター 後藤麻衣子

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Profile

仲井 茜

愛知県出身。保活激戦区といわれる地域で、夫と2020年生まれの娘と3人で暮らす。3才まで自宅保育、2024年4月入園のために前年夏に保活をスタート。

Profile

ベビーマッサージ講師

黒柳 若葉

保育士。2017年・20年・21年生まれの、2才差3きょうだいの母。ベビーマッサージインストラクター、キッズマッサージインストラクター、育児セラピスト。

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わたしたちは、子ども家具メーカー「yamatoya」です。

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