#絵本

きょうのえほんがかり vol.5「涼しくなったよ!そうだ、動物園に行こう!」

2024.10.09

自宅の「わたげBUNKO」にたくさんの絵本を蔵し、絵本をキーワードにさまざまな活動を展開する「えほんがかり」のまこさん。

このシリーズ「きょうのえほんがかり」では、いろいろな絵本を知るまこさんに、テーマに合わせたおすすめの絵本をご紹介いただきます。

えほんがかり まこ さん
「えほん つながる ことば いのち」をテーマに、絵本の楽しさや奥深さを発信。“えほんがすきなおとな”、「えほんがかり」として活動する。絵本の読み聞かせなどの活動のほか、その域にとどまらない自由な発想とフットワークで、あらゆる絵本コミュニケーションを独自で展開する。岐阜県海津市の家庭文庫「わたげBUNKO」の公開・交流、絵本を持ち寄る楽しい朝活「えほんモーニング」、さらに「えほんや 折りをり」としてマルシェ等で絵本の販売も手がける。NPO法人「絵本で子育て」センター絵本講師。岐阜県在住。二児の母。

 

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長すぎる夏の暑さもやっと落ち着き、すっかり秋らしくなってきました。

気温も下がってきたことで、お出かけもしやすくなりました。公園や動物園など、屋外の遊び場にも積極的に出かけたい、過ごしやすい気候ですよね。

 

今のように過ごしやすい時期にぜひ出かけたい場所のひとつが、「動物園」。

ちなみに、我が家もこの秋、1歳児の動物園デビューを考えています!

 

ということで、今回は暑さが和らいでホッとしている動物たちに会いに行く、そんなときにおすすめしたい絵本のご紹介です。

 

きょうのおしながき

『どうぶつのおかあさん』

『みんなのかお』

『ふにゃらどうぶつえん』

『どうぶつえんのみんなの1日』

番外編『マスターさんとどうぶつえん』

 

どうぶつのおかあさん

「どうぶつのおかあさん』

小森厚 ぶん 藪内正幸 え 福音館書店

 

動物園に行くと、親子仲良く過ごしている動物たちにも会えるかもしれません。

この絵本は、おかあさんたちがこどもをどうやって運んでいるかを、毛の1本1本まで見えるほどの繊細な絵と、シンプルな文によって描かれています。

どのおかあさんも、本能的に子どもを守らなければという強い使命感と愛情に満ちた表情をしています。

動物たちから、親子の強い絆を感じる一冊です。

 

みんなのかお

『みんなのかお』

さとうあきら 写真 とだきょうこ 文 福音館書店

 

こちらは、動物たちの顔がズラーっと並ぶ写真絵本です!

当たり前と言えば当たり前ですが、同じ動物でも個体によって見た目が全然違います。

同じ種類の動物の顔を一同に並べて見られるというのは、やはり絵本だからこそ。

日本各地の動物園の動物たちが撮影されたものなので、発売当初は、この絵本に写っている動物たちを探しに動物園に行く!という楽しみ方もされていたようです。

個人的には令和バージョンも作ってもらいたいなぁと、密かに願っています。

 

ふにゃらどうぶつえん

『ふにゃらどうぶつえん』

ふくだすぐる アリス館

 

家族で動物園に行った女の子のお話です。

動物さんたちに向けて、女の子がある言葉を伝えると、動物さんたちは嬉しくてふにゃっとなってしまいます。

その帰り道、同じ言葉を家族でも言い合って、もうみんなが嬉しくてふにゃっとなってしまいます。

もしかしたら読んでいるこちらも、ふにゃっとなるかもしれません。

“いてくれるだけでうれしい”、そんな想いの伝わる一冊です。

 

どうぶつえんのみんなの1日

『どうぶつえんのみんなの1日』

福田豊文 写真 なかのひろみ 文 アリス館

 

檻のむこう、塀のむこう、ドアの向こう…といった、動物園の裏側まで覗き見できちゃうのがこの絵本!

タイトルにもある「みんなの」には、飼育員さんも含んでいます。

動物たちがこちらに語りかけてくれているような部分もあり、とても親近感がわいてきます。

全体を通して細かな字で書かれている箇所が多いですが、一語一句全部読むことにこだわらず、まずは写真を見ながらおしゃべりをしてページをめくるだけでも楽しめると思います。

 

 

【番外編】少し長いお話が楽しめるお子さんに、おすすめなのがコチラ!

マスターさんとどうぶつえん

『マスターさんとどうぶつえん』

アーノルド・ローベル さく こみやゆう やく 好学社

 

動物園が大好きなマスターさんと、マスターさんが大好きな動物たち。

毎日、動物園で過ごしているマスターさんですが、お天気の都合で動物園に行けない日が続きました。

マスターさんに会えないことで寂しい想いを募らせた動物たちがとった行動とは!?

動物好きさんの「こんなことがあったらいいなぁ」が、盛りだくさんなとても楽しいお話です。

 

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今回は、動物園をテーマに、絵本を5冊ご紹介しました。

 

動物園になかなか足を運べない方や、動物園に行く前の段階では、絵本を通して体験するという[擬似体験]ができ、動物園を楽しんだあとに絵本を開くことで、体験したことを更に深められる[追体験]ができます。

 

今回は動物園のお話でしたが、毎日の暮らしの中にある、自分で見て・触って・感じて…という体験のそばに、ぜひ絵本を取り入れてみませんか?

 

きっと、その時間がより豊かな彩りをもたらしてくれるはずです。

 

 

information

■ふわはねさんといっしょ

2024年10月20日(日)

会場:ロクマチレンタルスペース(岐阜市鏡島南4-5)

【午前の部】10:00〜11:30『おつきさまのえほん』出版記念 トークイベント&サイン会

【ランチ会】11:30〜12:50

【午後の部】13:00〜14:30 みんなで絵本を持ち寄って&サイン会



■えほんがかりのおはなし会

月1回開催 10:30〜11:00

次回:2024年10月29日(火)

会場:TSUTAYA BOOK STORE カラフルタウン岐阜店(岐阜県岐阜市柳津町丸野3-3-6)

参加費無料



日々の活動やイベント情報など、詳しくは公式Instagramで更新中

えほんがかり @ehongakari

 

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まこ

「えほん つながる ことば いのち」をテーマに、絵本の楽しさや奥深さを発信。“えほんがすきなおとな”、「えほんがかり」として活動する。絵本の読み聞かせなどの活動のほか、その域にとどまらない自由な発想とフットワークで、あらゆる絵本コミュニケーションを独自で展開する。岐阜県海津市の家庭文庫「わたげBUNKO」の公開・交流、絵本を持ち寄る楽しい朝活「えほんモーニング」、さらに「えほんや 折りをり」としてマルシェ等で絵本の販売も手がける。NPO法人「絵本で子育て」センター絵本講師。岐阜県在住。二児の母。

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わたしたちは、子ども家具メーカー「yamatoya」です。

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